【自己分析で理想の人生を手に入れる】「好き」から導く理想の人生!

自己分析

自身の好きを整理・見つけることができたと思います。次に整理した「好き」をもとに理想の人生像を描いてみましょう。ミッションステートメントが人生の羅針盤であるなら、理想の人生像はあなたの人生の地図になりえます。どのような生活を目指して、何を今から準備するのか、考えてみましょう。

自分らしい人生を生きる

まず初めに、人生に正解も不正解もありません。大事なことなのでもう一度言います。人生に正解も不正解もありません。では、ここで質問です。2名の人物がいるとして、どちらが幸せだと思いますか?

A:田舎町の漁師であり、家族との生活にことが足りる暮らをしている

B:ハーバード大学MBAを保持しており、高層マンションで家族と暮らすサラリーマン

Bのエリートサラリーマンかな?収入が多くて豊かな生活をしてそう!

今度は補足情報を追加しました。この場合はどちらが幸せそうですか?

A:釣りが好きで、田舎町で漁師になってから5年が経った。今では毎日4時間ほど海に出かけ、その日分の魚を収穫する。そのおかげで家族との生活はことが足りる収入を得ている。残りの時間は妻と街中を散歩したり、子供たちと遊んだり、友達の家に集まり語り合うなど好きなことをして生活をしている。

B:ハーバード大学のMBAを5年前に取得し、今ではニューヨークの高層マンションで家族と生活している。高収入の大手企業に勤めており、家は広く、ブランド品に囲まれ高級車を乗り回すエリート。但し、仕事は激務で1日12時間以上は働いており、常にメールを見ていないと落ち着けない。また仕事の関係でお客さんとご飯やパーティーに連日参加する必要があり、思うように家族との時間を過ごせていない。

あれ、Aの生活も楽しそうかもしれない!

この2名の人物は有名なメキシコの漁師とハーバード大学MBA保持者を参考にしたものです。イメージが伝わりやすいと思って参照しましたが、原作はもう少し話があるので、興味がある方はぜひ一度読んでみてください。

2名の生活は極端で、どちらが正解ということではありません。大切なのは、自身の人生に当てはめて考えることです。

周りの評判を意識して入社した有名企業だったが、仕事の内容が自分に合ってらず日々苦しい思いをしているサラリーマン。もっと家族との時間がほしいが、今の事業をさらに拡大するために寝る間も惜しんで働く実業家。

成功はしているかもしれないが幸せではない人もいると思います。そのような人々にとって、自分にとっての理想的な生活は何か、そして今の生活は理想と比べてどのようになっているのか、考えるきっかけになればと思います。

Step 1:理想の生活を描く

自身が整理した好きをもとに理想の生活を想像してみましょう。自由に思いを膨らませながら楽しんでください!

<理想の生活>

  • 家族との時間がしっかりある。一緒に公園やハイキングに行き自然を堪能したり、今まで行ったことのない国や体験を求めて旅行に行ったりしている。
  • その時住みたい場所に住み(絵では北欧)、朝はコーヒーを飲みながらゆったりとした時間を楽しむ。時間に追われている生活ではなく、ゆったりした有意義(写真を撮ったり、読書を通して新しいことを知ったり)な時間を過ごせている。
  • プライベート・仕事で好きな人と接する。嫌いな人とは接点をもたない。
  • 仕事は好きな・同じ熱量をもったメンバーと、0から1を生み出す仕事を通して社会・人々のためになることをする。
  • 生活に必要なお金は確保してあり、お金に追われていない。贅沢は必要ないが、子供のやりたいことを叶えられる、家族との年に1・2回の旅行、1月に一度は美味しいものを食べに行くお金の余裕がある。

Step 2:理想の生活とは逆の生活を描く

次に、自身が考えた理想の生活とは逆の生活を描いてみます。こちらも深く考え込まずに、想像力を発揮しましょう!

<理想とは逆の生活>

  • 残業や仕事関係の付き合いが多く、家族との時間をあまりとれない。また、プライベートの時間でも仕事をしていることが多々ある。日々疲れており、土日や隙間時間では休憩という名の生産性のない時間(ぼーっとテレビやYoutubeを見る等)を過ごしてしまう。
  • 会社に住む場所が決められ、必ずしも自分や家族にとってベストな生活環境ではない。
  • あまり趣味を楽しむ時間も少ない。ゆっくりする時間があまりなく、仕事や家庭のやらないといけないことがたくさんある状態。
  • プライベート・仕事関係なく色んな人と常に合い、その中には自分と合わない人や嫌いな人も含まれる。特に仕事は断れないため、嫌でもうまく付き合う大人の対応が必要。
  • 仕事は会社に言われたメンバーで、会社に決められた課題・問題に対処している。メンバーの想いはバラバラのことが多く、仕事の内容も会社のためではあるが社会・人々のためになっていることか分からないことがある。
  • 大きな家をローンで購入し、自家用車を保有。好きなブランドも購入してしまい、旅行も行き、さらに子供の教育費もかかってくる。仕事を続けなければ生活が苦しくなるため、仕事はやめられないし、給料が一時的に下がる・なくなることは受け入れがたい。

※逆と言っても、ベースの生活は一定の基準を考えています。最悪を想定した生活を想い描くことも、自分の環境がいかに恵まれているかを認識する効果がありますが、今回は割愛します!

Step 3:自身の現在地を、理想の生活とその逆を比較しながら確認

さて、今度は理想とその逆の生活から自身の現在地を見てみましょう!何ができていて、何ができていないかを整理していきます。

私に取って衝撃的だったことは、理想の逆と想像した出来事の多くを自身でやってしまっていることでした。それでは日常の幸福度が下がってしまうのも頷けます。

〇できていること 

  • 家族との時間は大切にしており、土日・祝日は家族や親しい友人と過ごすこと多い。
  • 朝早起きできたときは自身のやりたいことができている(勉強、運動、その他気分が向いたこと 等)。毎朝コーヒーを飲む時間を作っており、予定は詰めないよう意識しているため、ゆっくりする時間がある。
  • プライベートでは嫌いな人とは一緒に過ごさない、自身の人生と切り離せている。
  • 無駄遣いは少なく、こだわりのブランドや見栄はない。いずれは理想的な家で暮らしたいと思うが、まずは堅実に子供の教育費、老後の生活費を貯めている。また、浪費は家族との年1度の旅行と毎月の特別なこと(美味しいディナー、演劇を見る等)になるべく限定している。

×できていないこと

  • 週5で働いており、残業が多く平日は家族との時間より仕事を優先することが多い。
  • 日々の疲れを理由に、隙間時間や予定がない土日などにぼーっとYoutubeを見てしまうことが多々ある。
  • 会社に住む場所が決められ、自身に選択権はほとんどない。
  • 仕事の関係上自分と合わない人や嫌いな人とも一緒に仕事する必要がある。
  • 仕事は会社に言われたメンバーで、会社に決められた課題・問題に対処している。自身の想いを発信することでメンバーの想いが少しまとまったり、自身の興味がある仕事をできることもあるが、会社員であるため限界も感じる。社会・人々のためになっている仕事か分からないこともある。

Step 4:理想に近づくための方法を考える

最後に、できていないことを改善し、どのように理想の生活が実現できるのか、考えます。

すぐに変化は訪れないかもしれませんが、まずは考えることが重要です。その結果、今後何をしていけば理想の生活に近づけるのか、よりイメージがしやすくなり、実現に向けて少しずつアクションを起こすことができます。

×できていないこと

  • 週5で働いており、残業が多く平日は家族との時間より仕事を優先することが多い。

   →残業を減らし、家族や自身の時間を増やす。

   →週5の仕事を辞め、週4制度を導入している会社に勤める。

   →自身のビジネスを持ち、仕事をする時間を自由に決められるようにする。

   →生活資金は不労収入で入るような仕組みを構築し、好きな時間に働けるようにする。

  • 日々の疲れを理由に、隙間時間や予定がない土日などにぼーっとYoutubeを見てしまうことが多々ある。

   →時間を決めて、浪費する時間を制限する。

   →浪費している時間をなくし、少しでも自身の理想の生活に近づくための行動を取る。

  • 会社に住む場所が決められ、自身に選択権はほとんどない。

   →自身が住みたい場所を軸に仕事・会社を探す。

   →住む場所に左右されないスキルを身に付け、リモートで仕事をする。

  • 仕事の関係上自分と合わない人や嫌いな人とも一緒に仕事する必要がある。

   →一緒に仕事をする人(自身の会社・客先含め)を選べる立場になる。

  • 仕事は会社に言われたメンバーで、会社に決められた課題・問題に対処している。自身の想いを発信することでメンバーの想いが少しまとまったり、自身の興味がある仕事をできることもあるが、会社員であるため限界も感じる。社会・人々のためになっている仕事か分からないこともある。

   →自身の考えや想いを共感できる人が多い部署・組織・会社を探す。

   →自身で仕事を作り、理想的なメンバーを集める。

最後に

理想な人生は待ってても実現せず、各々が理想の人生に向けて努力する必要があると思います。自分が実現したい人生を思い描くことが最初の一歩であり、また最も大事な一歩でもあります

ミッションステートメントと共に、理想の生活についても定期的に振り返り、見直しをすることをおすすめします。

根気よく、正しい方向の努力を続ける人にとって、自由で、安らぎに満ちた幸せの扉に、行き着けない理由など、どこにもありません。

ジェームズ・アレン (英国の作家、著書「考えるヒント、生きるヒント」)

羅針盤(ミッションステートメント)と地図(好きを中心とした理想的な生活)を手に取り、皆さんもぜひ幸せを手に入れるための道のりを歩んでください。

私もこれから理想に少しずつ近づけるよう日々取り組んでいきますので、その過程も共有しながら皆さんの後押しをできればと思います。きっと、その過程も楽しく、幸せが多いはずです!

では、また。ゆとりのある日々を。

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