【自己分析で理想の人生を手に入れる】「好き」を仕事にしよう!実践編

自己分析

さて、今まで好きを仕事にする方法を考え、その都度自身について理解を深めてきたと思います。改めて簡単に全体像及びそれぞれのポイントを整理しましょう。

好きを仕事にする=やりたいこと x 求められていること x できること

やりたいこと:好きなことであり、根源的欲求と物質的欲求を満たすもの

求められていること:仕事には報酬が発生し、量 x 質 x (喜び-期待値)を満たすもの

できること:強みであり、才能 x 身に付けた知識・経験・技術が独自性を発揮する

それぞれのポイントを別々に見てきたため、ここではそれらを1つの方向性に整理する手順を考えていきたいと思います。

思考を整理する手順

今までそれぞれの視点から自己分析してきたため、別々では思考が整理されたが、合わせて考えるとよく分からなくなってしまうと思います。そこで、思考を整理するための手順をまとめました。正解はありませんが、私はこのように自身で整理し、理解を深め、1つの方向性に向けることができました。

<思考を整理する手順>

1.根源的欲求 & 才能・本来の資質

自己分析を通して自身を見つめ直すと、実は多くの点が深く関わっていることに気づくかもしれません。根源的欲求、才能、ミッション・ステートメント、理想の人生、これらについては特に関連している点が多いはずです。逆に、もしこれらに大きな乖離があるようであれば、まずは自身が大切にしている価値観、人生における判断基準などとも照らし合わせながら、整理しましょう。これらの項目を整理し深く理解することで、理想の姿への大きな道しるべとなります

2.物質的欲求 & 長期的計画策定

その上で、物質的欲求を満たす方法を考えていきましょう。最終的には物質的欲求も仕事を通して満たすことが望ましいですが、困難であればまずは趣味として堪能し、将来的にそれらを仕事にできないか考えることが大切です。大切なのは長期的な視点で計画に落とし込み、大まかな方向性を設定することです。

すべてを細かく決める必要はないですが、いつまでにどのような状態になり、何をしているかは考えるといいでしょう。一方、もし今の仕事で根源的欲求が満たされていない・自身の才能を活かせていない場合は、より短期的に仕事内容を見つめ直し、すぐに改善できないか考える必要があります。

3.投資する知識・技術を明確化

最後に、策定した計画に基づいて、労力や時間を投資すべき知識・経験・技術などを明確にします。理想の人生・ありたい姿など、壮大な目標で手が付けられないと感じても、細かく分解するとできるかも!と思えてくると思います。マラソンを練習するために最初から42km走ろうとする人はおらず、まずは3km、5kmと日々の地道なトレーニングによって徐々に目標に近づきます。

計画をつくり、それを行動に移すために何をすべきか分析し、それを継続的に取り組む。それはマラソンでも、人生でも同じことです。きっと、その積み重ねが何年後、何十年後には大きな違いとして現れるはずです。

求められていること

今の仕事、長期計画策定時、投資する分野を選定する際に、常に「どのような人に」、「どれほど影響するか」等求められていることについて考えましょう。好きを仕事にするためには大切な指針になり、計画設定・日々の行動にも影響してきます。例えばゲームが好きでそれを仕事にしたいと思ったらesportsのプロになる、Youtubeでゲーム配信をする、ゲームを作る製作者になる等の方法があります。プロなら1つのゲームをやり込んで技術を高めるかもしれませんし、製作者を目指すなら幅広いゲームを遊びながらストーリーや展開などに活かせる知識を蓄えるなど、目指した目標に沿って行動も変わります。このように、好きを仕事にしたい場合は日常的に”求められていること”は継続して意識しましょう。

実践編:思考を整理

1.根源的欲求 & 才能・本来の資質

私の場合、ミッション・ステートメント(人生の羅針盤)、理想の人生、根源的欲求、才能・本来の資質が大きく関連していました。そこで、才能・資質は変わらないものとして、それを軸に、私の思考にどのような影響があるのか、表で整理してみました。

思考の多くに関連しているものは上位資質から順番になっていることが見えました。すなわち、人生の羅針盤に従いながら、理想の人生・根源的欲求を満たすことで、自身の才能(強み)を発揮できると理解できました(”やりたいこと”x”できること”が重なり合っている)。

例外として「慎重さ」が一見少ない様に感じますが、私の今までの判断基準を振り返ると、ある程度の見通しが立つまで行動に移せず(慎重さ)、一定のところまで考え抜き、準備したあとはエイやで判断(自己確信)できています。そのため、好きを仕事にする際にも、目途が立つまでは今の仕事を軸に添え、理想な姿を目指し地道に準備していくスタイルが自身に合っていると感じました。

現状、今の仕事を通して一定の根源的欲求は満たされておりますので、短期的に仕事を見直す必要はないと思います。特に今まで知らなかった国に行けたり、外国人の方と一緒に仕事するなど知的好奇心が満たされております。そして安定しており、オン・オフがはっきりしているため家族との時間も比較的多めにとれます。

ただ、選択の自由、0→1を生み出すこと、好きな人と同じ熱量を持って仕事をすること、頑張りに応じたリターンなどは少し物足りないので、長期的に改善できるように考えていきたいと思います。

2.物質的欲求 & 長期的計画策定

私の物質的欲求は以下の通りです。

コーヒー、写真、カメラ、北欧、旅行、読書、大切な人と過ごす、デザイン思考

物質的欲求についても、才能・資質の要素と関連する点が多いと改めて感じました。住みたい場所(着想)で生活しながら、コーヒーを飲みながら(内省)読書したり(学習欲)、大切な人(親密性)とゆったりとして時間を過ごす。そして旅先で色んな人と出会い(着想)、写真を通してその感じたことを伝えたり(着想)、親しい友人(親密性)と頑張って人々の生活が少しでもよくなることを実現(未来志向)していきたい。その具体的な武器としてデザイン思考(着想)に注目してきた。

自身が目指す人生において、欠かせない点は自由(選択の自由、やりたいことをやりたいときに、やりたい人とできる自由)とゆったりした時間(家族・友人と過ごす時間、自身の考えを内省したり、アイディアを考える時間、読書する時間)だと思います。なので、人生の土台として、まずはこれらを実現できるように目指します。

その上で、知的好奇心を満たす体験・旅をすること、親しいメンバーとお互いの長所を生かして新しいビジネスの仕組みを作り出すこと、0→1を生み出す経験を積むこと(例えば写真を通して新たな作品を生み出すこと)等を実現していきたと思います。最終的にはそれらが少しでも人々の生活や日々の暮らしにプラスになることを与えられれば、満たされる日々を送れると考えました。

a) 土台を作る(自由・ゆったりした時間)

自由であるためには、やりたいことをやりたいときにできる状態(逆に言えばやりたくないことはやらなくていい状態)であることだと私は定義しました。それを実現するために(1)不労所得があり経済的自立を達成している状態、(2)今の仕事に頼り切りではなく、必要に応じて転職ができる準備をしている、無職になってもなんとか生きていけるスキルを持っていることだと考えました。

(1)において、私の場合は「慎重さ」が出てしまうというのもあり、不労所得については支出を減らし、貯金したお金でインデックス投資などで長期運用を考えています。収入が支出を上回る状態、言わばFIREを達成している状態を目指したいと思います。

(2)こちらは転職先・業界・将来的にやりたい仕事をあらかじめ考え、それに応じたスキル・経験を少しずつ蓄積していきたいと思います。今すぐに退職希望はないですが、着想を活かせる・もしくは身に着く会社や自身が住みたいと思っている北欧に拠点を移せるような会社・業界に絞った転職などは意識していきたいと思います。

一方で、今の仕事でしっかり活躍することもとても大切です。全力で取り組んできたことが必ず次に活きますし、今の職場で重宝される場合は自身が希望している働き方、希望部署などへの異動が実現しやすいからです。今の会社で活躍するスキルを磨きながら、次の一手に向けて準備していきます。

b) 積み上げる(知的好奇心・0→1を生み出す着想)

土台を作りながら、同時に知的好奇心を満たすこと(旅行、知らない世界を知る、読書)をしていきたいと思います。同時に少しずつでも0→1を生み出すことに触れていきたいと思います。知的好奇心を満たすことで着想のネタが生まれたり、あらゆることを経験することで独自の視点を持ち0→1を作り出す力になると整理しました。

知らない世界を知るために会社内で海外転勤を希望することや、0→1を生み出す練習として新しいビジネスアイディアを考えてみたり(可能な範囲で実行)、継続的に写真を撮り続けるなど将来やってみたい仕事を模索・経験していきたいと思います。

c) 与える

最終的には私だけではなく、家族、親しい友人、それから身の回りの人に影響を与え、幸せな輪を広げていきたいと思います。では今は何もできないか、というとそのようなことはなく、できることをやっていくことにしました。

例えば誕生日やクリスマスに家族・親しい友人にプレゼントするなども相手のことを思いやり・考えながら実践できます。後輩への指導なども全力で行い、その子のためになる指導をしていきます。

さらに、このブログを書くことで私が今まで内省してきた考えをアウトプットし、人に伝える練習をしていきたいと思います。与える際は自分だけではなく、相手があってのことなので、今から意識していきたいと思います。

さて、これらをもとに長期計画に落とし込み、大まかに何歳の時にどのような状態でありたいか整理します。

私の場合、32歳までに転職できる状態であり(今の仕事で限界を感じ、転職するか考えるタイミング)、副業で少し稼ぐことができている。

40歳には不労所得で年間100万円を達成し、好きを仕事にできるような土台が整いつつある。好奇心を満たすために別の会社に勤めることも経験済み。仕事を軸にすきな場所に住みながら、子供の成長を日々感じながら、一緒の時間も多く過ごせている状態。

45歳までには好きを仕事にし、徐々に好きな仕事を通して人々に与えることができている状態。

55歳までにはサイドFIREを達成し、お金の心配をせずに好きを追求できる状態である。

※あまり説明がないまま、具体的な内容などが出てきましたが、それぞれの考え方の背景などについては別の機会に記事を書きたいと思います。

3.投資する知識・技術を明確化

すでに(2)で少し触れておりますが、長期計画を実行するために以下の経験・知識を身に付け、徐々に行動に移していきたいと思います。以下その具体策の一例となります。

1. 土台を作る(自由・ゆったりした時間)

  • 資産運用、投資手法、自身に合う投資スタイルを理解し実践。
  • 副業などの別収益源について理解し、行動に移す。
  • 今の仕事で活躍するための、方法を考え、取り組む。
  • 転職先の選定、それに沿った知識・スキルへの投資(労力・時間・お金)

2.積み上げる(知的好奇心・0→1を生み出す着想)

  • 知的好奇心を満たす行動を取る。具体的には月イチの妻との新しい体験時間(美味しいご飯を食べに行く、劇を見に行く、華道を経験してみる等)、年イチの旅行、読書時間を作る。
  • 将来の仕事を意識して日々行動する。例えば毎週新しいビジネスアイディアを考える、毎日継続的に写真を撮り・タイトルを付けインスタに上げる等。
  • 会社で着想を活かせる部署・海外への異動希望。
  • 着想を活かした仕事でどのようなものがあるのか知る・理解を深める。

3.与える

  • 大切な人へのプレゼント・手紙を適切なタイミングで渡す。
  • 部下を始め、身の回りの人間で困っていること、悩んでいる人がいれば全力でサポートする。
  • ブログで発信力を鍛える。

最後に

好きを仕事にするための手順が理解できたと思います。毎日の積み重ねにより理想な人生につながると考えると、日々の取り組みも変わると思います。最後に、有名なイソップ寓話「3人のレンガ職人」を紹介します。

旅人が歩いていると、何個も、何十個もせっせとレンガを積み立てている職人たちがいました。そこで、その職人の3人に「何をしているのですか?」と質問してみました。

一人目
一人目

見ればわかるだろ、レンガを積み立てているのさ。腰も手も痛いし、何でこんなことばかりをしなければいけないのか。全くつまらない仕事だよ。

二人目
二人目

風や雨にも負けない大きな壁を作っているのさ。大変なことも多いけど、家族も養えているし、悪くない仕事だよ。

三人目
三人目

歴史的な大聖堂を作っているのさ。そのようなことに関わる仕事ができて幸せだよ。

詳細の話を読みたい方はこちらへ:https://www.total-engagement.jp/808/

あなたが日々やっていることは何のためにやっているのでしょうか。計画を作り、少しずつでいいので取り組むことで将来は全く異なる景色が見えると思います。ぜひこれをきっかけに自身をより理解すること、好きを仕事にすることに取り組んでみてください。

では、また。ゆとりのある日々を。

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