【心が乱れたあなたへ】ダークサイドへ落ちるな!生活力で「余白」を取り戻せ!

心を取り戻す方法

ものごとが思うようにいかない、理不尽なことがあった、そのようなときにやる気が削がれ、心が擦り減っていく感覚を味わったことがある人も多いと思います。映画STAR WARSのフレーズを借りると、心がダークサイドに落ちていく感覚です。ここではダークサイドに落ちたときのありがちな行動を整理した上で、そのような状態から抜け出すための糸口を提示できればと思います。

ダークサイドの始まり

先日、職場での取引先とのいざこざに巻き込まれ、仕事へのやる気が大幅に削がれてしまいました。

全然話を聞いてくれないし、理不尽に責められているように感じるけど。。でも大事な取引先だし丁寧にやるしか方法はないのかなあ、、

但し、仕事上ではすぐに解決が難しく、仕事以外の方法でストレスや嫌な感情を発散することになります。ダークサイドに落ちた自分はむしゃくしゃの気持ち以下の方法でよく発散していました。

  • 深夜のラーメン、お菓子、アイスクリーム
  • 夜通しYoutubeを見たり、マンガを読み続ける
  • 就業時間のぎりぎりに行く

ダースベイダーと比べたら対したことではないものの、何か無理やりでも違うことに意識を向けないとついつい嫌なことを思い出してしまい、気持ちが沈み、やる気が全くでない。

とにかく自分の気持ちを高めようと楽しめることやご褒美のデザートを食べ、好きなプライベートを送って現実逃避をしていました。ただ、これは負のループの始まりです;

  1. 深夜2時頃までYoutubeや漫画、
  2. 睡眠時間が削られ朝起きても気持ちが晴れない
  3. 仕事のトラブルは解決していないので会社に行きたくない。実際に会社に行っても進展なく、取り組む意欲もあまりない
  4. 結局解決せず、やる気がさらに削がれた状態で帰宅し、①を繰り返す。

この地獄のループに陥り、心と体力がどんどん擦り減り、さらに健康に悪い食事も続き、ダークサイドの沼から抜け出せないのです。

どうやったらダークサイドから抜け出せるのか?

そこで身近の先輩に相談してみることにしました。すると以外な答えが返ってきました。

(ダークサイドへ)落ちるときは生活が乱れている。朝決まった時間に起きて、運動して、ゆっくり風呂に浸かって、3食しっかり食べること。”当たり前”を徹底することだけに集中するんだ。

  1. 先輩もダークサイドに落ちるときに生活習慣が乱れている。
  2. 生活習慣が乱れることが分かっているからこそ、嫌なことが起きたら”当たり前”の生活を実現するために意識的に取り組むという逆転の発想がある。

そして先輩Aは元プロ陸上選手の為末大さんのブログ記事「レジリエンスと生活力」を紹介してくれました。http://tamesue.jp/blog/archives/think/20200908

(レジリエンス=逆境に強い人の特徴として)いつもと同じ時間に朝ごはんを食べるとか、夜決まった時間に寝るとかそういう生活のリズムを守り通せる人間のことです。要するに起きれる人、食える人、寝れる人はしぶといということです。・・・生活力が高い人というのは決まったスケジュールを崩さないというわけではなく、余白は残しつつ、だけれども中心はけして外さないようなひとです。

なぜ生活力が高いとレジリエンスが高いのか。私は結局人間のやる気というのはそれほど確かではなくて、元気がある時にはやる気が出て、元気がない時にやる気が出ないのが当たり前なんだろうと思っています。

為末大 ブログ記事「レジリエンスと生活力」

実はダークサイドをやっつける鍵は生活力にあったのです。多少いやなことがあればご褒美を自分に与えたり気を紛らしてもいい。ただ、それは時間の許す範囲で行い、決まった時間になったら無理やりでも電気を消して布団に入る。そして朝起きたら太陽をしっかり浴びて、大きな声で”おはよう”と言って、朝食を食べる。するとそれだけで気持ちが晴れるようになります。

規則正しい生活を送ることが重要なのか!

私も早速実践してみました。

  • 仕事終わり後、コンビニ飯ではなくしっかりした魚定食を食べる
  • 家に着いたらスマホを見ないようにあえて玄関に放置
  • 久しぶりにお風呂を沸かし、時間を気にせず、ぼんやりとゆっくり浸かる
  • お風呂上りに軽くストレッチをして筋肉を解す
  • 23時にはベッドに入り、暗闇の中で目を閉じ、頭を空っぽにして睡魔を待つ
  • 気づいたら眠っており、朝の6時に起床
  • カーテンを開けて太陽を思いっきり浴び、誰もいない部屋へ「おはよう」
  • 8時までの出発に間に合うよう身支度を済ませる
  • 朝ごはんをしっかり食べる

それでも30分以上時間が余りました。もんもんとしていること、心の感情、それらをノートに書きだし、この朝の「余白」を過ごしました。

すると8時に家に出る頃には、自然と会社に行くことが嫌ではなくなっておりました。会社に行けば目を背けたくなるような嫌なことが自分を待ち受けているが、それでも前向きに一日を迎えられる気がしました。

人生には浮き沈みはつきものです。むしろ浮き沈みがなく、決まったレールだけで物事が決まるほどつまらない人生はないでしょう。ただ、沈むときは日常の”当たり前”な生活を意識的に取り組み、心の「余白」を取り戻すことが大切であると学びました。

よく寝て、よく食べて、よく笑う。

人生、複雑に思えて以外とシンプルなのかもしれませんね。

では、また。ゆとりのある日々を。

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